BIM-FM

ライフサイクルコスト低減の要

建設費をはるかに上回る建物の維持管理にかかるコストについて、BIMモデルにつめられたデータを使い管理する手法がBIM-FMです。BIMの特性である建物モデルとその属性を生かし、これまでのペーパーによる管理から脱却、BIMで設定された位置·空間·数量などの情報と連携した質の高い管理が可能となります。

グローバルBIMはMainManagerの日本唯一の代理店です。
販売地域は日本国内及びシンガポールを対象に展開しています。

■ 優秀なIWMS(Integrated Workplace Management System) MainManager(メインマネージャー)

MainManagerはアイスランド生まれのIWMSです。ファシリティマネジメントがヨーロッパで独立した分野になる前の1993年からファシリティマネジメントに必要な機能分野毎に様々なモジュールを開発してきました。
Mainmanagerは、建築材料と技術システム を1つのデータベースに記録するデジタルアーカイブの作成を目的として開発をスタートしました。
この開発がきっかけとなり、MainManagerのコアモジュールとなる 「建物アーカイブ」が開発されました。
その後、ヘルプデスク、運営維持管理などのモジュールを開発し、建物運用維持管理チームの日常業務をサポートするようになり、既存の顧客と密接に協力して様々な要望に応える形で、スペース管理、プロジェクトマネジメント、エネルギー管理、清掃管理、プロパティ管理の各種モジュールを開発しました。
MainManagerは完全に統合された優秀なワークプレイスマネジメントシステム (IWMS) であり、包括的なデータベースを中心に、会社、大学、自治体等のオペレーションデリバリーをサポートする多様な機能を有しています。
MainManagerは、BIMやIoTの利用など、世界中の技術開発を常にモニタリングし、顧客やパートナーと緊密に連携して新しい課題の解決に取り組んでいます。
ファシリティマネジメントは財務管理と同様に、大・中・小規模のビル所有者にとって重要な機能を担っています。
MainManagerを実装するメリットは、オーナーやファシリティーマネジャー・コンサルタントなどの様々な経営戦略や達成目標に柔軟に対応するため、特定領域のみをカバーしていた多くの個別ソリューションを、1つの包括的なIWMSシステムに置き換えるという運営維持管理ビジョンを実現しました。維持管理に係るメンバーは、ポートフォリオをデジタル化し、システム統合を実装することにより、DX戦略(デジタルトランスフォーメーション)を実現します。財務システムとのシステム統合による正確な予算管理や発注にかかる時間とリソースの節約、スマートデバイス上でのデジタルドキュメントの取得、保守業務請負業者の管理や請負業者とテナントオーナーと関係者をMainManager上のチャット機能によるコミュニケーション円滑化など、さまざまなレベルで課題解決の糸口がMainManagerには存在します。スペースの使用方法を記録し、用途を最適化し、エネルギー消費量をモニタリングし、建物間の情報を比較して、指標を基にコストを評価することで、より正確かつタイムリーな修繕、交換、建て替えを実現します。
また、環境情報モニタリングで二酸化炭素排出量の測定や削減を行いサステナブルな建物維持管理に貢献します。

支援の流れ
  • ①BIM活用提案
    (概算見積)

  • ②メニュー選定
    (実施項目)

  • ③正式お見積り
    →ご契約

  • ④作業
    (Web会議などで打ち合わせを重ねながら進めます)

  • ⑤納品・検収

■ デジタルツイン

ビジネスのデジタルトランスフォーメーションが活発になり、AIやセンシング技術、IoT(Internet of Things)の普及が進む中で、重要な役割を担うのがデジタルツインです。
デジタルツインとは、現実空間の施設や設備、製品、オペレーションをデジタル空間に再現し、リアルタイムに現実とデジタルを連携したシステムを意味します。
デジタルツインで様々なモノやコトがデジタル上に可視化され、プロセスの最適化や事前予測を実現したり、様々なユースケースで注目されています。

デジタルツインソリューションでは、建物、階、スペース、屋外エリアなどの施設を直感的に設定できるシンプルなユーザーインターフェースを利用。ユーザーは、建物要素の記録を作成し、建物に配置し、ドキュメントと連携させ、最終的にすべてのデータを検証します。国際標準分類体系を使用することで、様々な技術システムの計画保全およびライフサイクル管理の評価資料、資産管理および運用計画の重要な情報ソースとして、建物アーカイブを構築します。

各種パッケージ

● オフィスパッケージ  不動産・テナント・財務管理

不動産コストを大幅に削減・収入を増加

建物アーカイブ 資産管理 スペース ドキュメント 不動産管理 財務管理
● ビル管理(BM)パッケージ  保全計画・突発メンテナンス・予知保全

修繕と改修のコスト削減と負担軽減

建物アーカイブ ドキュメント ヘルプデスク 予知保全 運営維持管理 清掃管理 プロジェクト デジタル配信
● ヘルス・サステナビリティパッケージ  環境・安全衛生・防火・エネルギーポータル

環境・安全衛生・防火・エネルギー管理の負担軽減

建物アーカイブ エネルギー 安全衛生 火災安全 文化遺産 環境性能 ユニバーサルデザイン

各種モジュール

需要に合わせてモジュールを選定

ダッシュボード 建物アーカイブ ドキュメント スペース 資産管理 不動産管理 財務管理 予知保全 プロジェクト デジタル配信 運営維持管理 清掃管理 エネルギー 火災安全 環境性能 安全衛生 ユニバーサルデザイン 文化遺産 アクセス権 システム設定 掲示板 ヘルプデスク
1. ダッシュボードモジュール
ダッシュボードモジュールでは、作業指示・不具合(インシデント)・プロジェクト・予算・トレンドなどの統計を示すグラフや表を作成できます。これは、各ユーザーがマイページで個別に設定することもできます。
管理チームの重要な作業やトレンドを共有・追跡する設定を行うことができます。
更に、複数のモジュールにまたがる表やグラフを表示し、作業指示やインシデントなどの要素を1つのビューに結合することが可能です。
2. 建物アーカイブモジュール
MainManagerには、建物、階、スペース、屋外エリアなどの施設を直感的に設定できるシンプルなユーザーインターフェースがデザインされています。
ユーザーはデーターベース に保存されている既存のコンポーネントを使用して設備要素と建物要素を構成してBIMデータに連携します。ここにドキュメントの情報を連携させ、最終的にすべてのデータをMainManager上で検証することを可能にします。
このモジュールでは、CCS、SfB、Uniclass 2015、NS/TFM、BIM 77など、さまざまな国際標準分類体系を使用でき、これらの分類体系を使用することで、様々な設備の計画保全およびライフサイクル管理の評価資料を確認したり、資産管理や運用計画の重要な情報源として、建物アーカイブを利用することができます。
建物アーカイブでは、BIMインポート(IFC 2 x 3を使用)、Excelインポート、CAD図面インポートのこれらの方法を組み合わせて、建物および建築に関連するデータを登録できます。
また建物アーカイブは、建物に関するすべての基本情報を構造化して格納します。
基本情報には、外構・建物・階・スペース・ゾーン・建築部品・設備関連・テナント・その他の資産が含まれ、MainManager内のモジュールで使用されるアクティビティの基盤となるコアデータが形成されます。
3. ドキュメント管理モジュール

ドキュメント管理では、データ形式を問わずドキュメントを読み込み、建物アーカイブにリンクさせることができます。
情報は構造化され検索に対応したメタデータとして分類されるため、バージョン管理を含めてドキュメント管理は非常に簡単です。
ドキュメントは、場所・建物要素・契約・作業指示などを参照し確認することもできます 。
保存されるファイル様式は、ドキュメント・画像・図面の3つの基本タイプに分類されます。
基本タイプごとに別のドキュメントタイプとサブタイプを登録することも可能です。
ユーザーがファイルをアップロードする際には、ファイルをどの基本タイプに登録するかを決定する必要があります。

ドキュメント管理の機能
  • ドキュメントをMainManager内の建物・プロジェクト・その他のオブジェクトに関連付け、日常的なプロセスで使用できる。
  • 分類によりドキュメントを保存・整理する。
  • ドキュメントのアクセス権限を管理する。
  • 作業指示からドキュメントに直接アクセスする。
  • モジュール間でドキュメントを検索する。
  • ドキュメント名に加え、ファイルの内容を含めた検索が可能。
  • ドキュメントのバージョンを管理する。
  • ドキュメントの履歴から過去のバージョンのファイルをダウンロードできる。
  • Googleドライブからアップロード/ダウンロードできる。
  • 検索ツールを使用したドキュメントの検索ができる
4. スペース管理モジュール

このモジュールでは部屋の用途・組織単位の配置・スペースの使用率・スペース関連コスト等を確認することができます。
スペース管理を使用して、内部移動計画に基づいて組織の移動シナリオを作成し、組織や部門のレポートを作成します。
スペース使用の最大化、占有率の最適化をするため、建物収益においてスペース管理は重要な機能です。

スペース管理の機能
  • スペース使用率の管理
  • スペースの割り当て
  • スペースの使用状況の把握
  • 賃貸エリア・テナントのモニタリング
  • 使用可能なキャパシティーの追跡
  • インタラクティブなスペース管理用2D図面の活用
建物ジオメトリと屋外エリアの関連付け
  • オブジェクト
  • 組織
  • 勘定科目
  • 財務業務
建物と屋外エリアジオメトリの関連付け
  • インシデント報告
  • 作業指示
  • 運用計画の作成時
グラフィカル表示項目
  • スペース使用率
  • シナリオのシミュレーション
  • 組織の配置
5. 財務管理モジュール(会計ソフトとの統合)

このモジュールではMainManagerポートフォリオと、財務会計システム内の勘定科目とマッピング(紐づけ)構造を作成します。
これにより、MainManager内の建物や建物要素にコストがリンクされていることを確認できます。
MainManagerで作業発注する際に、適切なアカウントを自動的に割り当てることができます。
MainManagerを財務会計システムにリンクすることによって、特定の建物・建物要素・設備などに対するコスト情報にアクセスすることができます。
ポートフォリオ内の異なる視点やレベルのコスト情報を収集することによって比較検証が可能になります。
修繕・改装工事・建て替えなどの条件や、ライフサイクルに関連する意思決定を行う際のトレンド分析に役立ちます。
また業務プロセスの支援を行えるように資産項目のコストステータスが常に最新の状態に保たれています。
コンポーネントからポートフォリオまでのレベルで、さまざまなコスト関連情報が利用可能です。

確認できる情報
  • ライフサイクル予算
  • 実績 (減価償却済) と再調達価格
  • 帰属原価
  • 剰余
  • 収入
  • 経費
  • 勘定科目
  • 原価タイプ
  • トピックス
  • 取引
  • 請求書
6. 契約管理モジュール (サービス管理)

包括的なサービスおよび契約管理機能を提供します。
重要業績評価指標(KPI)は、多くの場合、設備 ・設備機器等の応答時間・スペース・品質・利用可能状況に関連しています。MainManagerでは、ほとんどのKPI要件をサポートするように対応期限と優先度を構成できます。
このモジュールでは、サービス契約関連情報、サービスレベルアグリーメントを保存し、各サービス契約に関連するKPIを定義することもできます。
サービスの一部である建物内の特定の設備システム(例えば換気システム)とサービス契約情報を連携させることにより、特定の設備でインシデント/問題が発生した場合には適切なサービス契約と請負業者が即座に紐づけられます。
MainManagerでは、サービス計画に基づいて作業指示を定義してサービス契約の請負業者に発行できます。
これには、作業指示のチェックリストを割り当てる機能も含まれます。
請負業者は、MainManagerアプリで故障箇所を記録しながら、点検とサービスタスクを実行します。
請負業者から提出されたレポートを基に、ファシリティマネージャーはそれを評価し適切なアクションを指示します。
これらのコミュニケーションは、MainManagerのチャット機能を利用することにより、請負業者とファシリティマネージャーが現場にいる間に、速やかな対処と指示が可能になります。

管理項目
  • 社内外のサービス契約の管理
  • サービス契約を設備と運用計画のデータに連携
  • サービス訪問の管理
  • 請負業者向けにサービス指示のチェックリストを準備
  • 「契約ステータス」 を参照
  • サービス契約に添付されている契約書の確認
7. 状態管理と建物点検モジュール
点検に基づく保全計画を作成します。
ユーザーは、建物点検などのさまざまな判断基準から建物のメンテナンスニーズを収集して照合します。
異なる場所、機能または資産に応じて、異なる予算が割り当てられている場合もあります。
メンテナンスニーズの承認、要件の照合とまとめ、長期計画での保守タスクの作成が可能です。
ファシリティマネジャーは必要な年数にわたって予算フレームワークを定義できます。
これらの数値は、ポートフォリオ、建物、建物要素の関連する各レベルから設定をおこないます。
保全計画を定義すれば、サービス契約などに基づいて作業指示および発注の作成を自動化し、計画を実行できます。
ファシリティマネジャーは作業指示を承認し、「建物アーカイブ」内に追加のドキュメントをアップロードすることにより、建物ライフサイクルを通して正確な状態情報を維持します。
このプロセスにより、関連する建物要素の状態をアップグレードしたり改善・修正することができます。
8. 環境ポータルモジュール

環境情報のモニタリング・施設の環境目標の設定・目標のフォローアップに利用します。

管理項目
  • 環境上の理由からモニタリングする必要がある建物要素の特定
  • 施設関連環境計画と目標設定
  • 環境計画のフォローアップ
  • 廃棄物の分類
  • 環境負荷物質の特定と状況の把握

これらに基づき、ユーザーはリスク分析を行ない、材料の環境損傷を評価し、その結果を建物要素と資産の保全計画に反映します。
二酸化炭素排出総量などに貢献します。

9. 文化財ポータルモジュール

歴史的に重要な建物や建物要素・屋外エリアの保護・保全の管理ができます。
ポートフォリオ内の保護・保全価値の高い建物や芸術品について、適切な管理に関連する課題を確認できます。

管理項目
  • 建物の保護・保全対象範囲
  • 建物が保全に値する理由
  • 保全基準を満たす建物の建設・維持管理方法

文化財に対して作業指示書が発行されると、サービス請負業者に対し、MainManagerの利用アカウントを発行すると保全義務に関する情報が自動的に送信されます。

10. 安全衛生ポータルモジュール
すべての安全衛生上の問題とインシデントを追跡します。
ファシリティマネジャーは一般的なリスク評価を実施し、それらのリスクに対する軽減措置を設定することによってリスク登録リストを作成し、管理することができます。
結果は、標準的な安全性リターン(ROS)チャートなどの形式でグラフィカルに表示することができます。
11. 防火ポータルモジュール

火災時の安全確保と防火に関連するドキュメント・タスク・課題を追跡します。
このポータルは、火災予防と文書管理、建物居住者のためのセミナーや防災訓練の実施など、すべての防火活動と火災に関係する課題を記録するといった防火に関する管理を行います。

管理項目
  • 防火関連ドキュメント
  • 防火条件に関する連絡者及びサービス提供者
  • 防火レポート
  • イベントと作業指示
  • 建物内の各企業の義務に対するアクセスと記録
12. 不動産・テナント管理モジュール(賃貸借契約)

リースオブジェクトを作成し、リース契約・リース期間・指数調整などに関連付けられたコスト項目を指定します。
主な目的はリースする資産から請求書データを管理し、財務会計システムにエクスポートすることです。
不動産管理にはリース対象のリースオブジェクトが多数あり資産全体、建物、屋外エリア、テナントなどをリースできることを意味します。
これらのリース対象オブジェクトは、建物アーカイブの定義に基づき作成されます。
ファシリティマネジャーがすべての関連プロパティ情報を保存および処理します。
これにはリースオブジェクトのステータス・契約のステータス・利用可能状況などの概要が含まれます。
このモジュールには価格やステータスのエクスポートなどの高度なレポート機能が含まれており、ピボット・テーブルなどを使用してデータを分析できます。
不動産ポートフォリオや複数の建物を管理する場合は更新された情報にできるだけ早くアクセスすることが重要であり、数クリックでアクセスできます。

管理項目
  • 資産(建物群)
  • 建物
  • 部屋/ゾーン(部屋のグループ)
  • テナント
  • 屋外エリア(駐車場等)
13. プロジェクト管理モジュール

プロジェクトマネージャ (PM) がプロジェクトの計画や進行中のプロジェクトのモニタリングを行うことができます。
中核となるツールの1つはプロジェクト管理チームの月次進捗レポートです。
このレポートにはプロジェクトの財務状況・リスク事項・各請負業者の状況などの基本データが含まれています。
プロジェクト管理では、次の項目に関連するプロジェクトの概要がわかります。

管理項目
  • 進行状況
  • コスト
  • 履歴
  • ステータス
  • 作業指示/発注
  • 期限
  • サプライヤ

プロジェクトの様々な側面を評価・分析し他のプロジェクトと比較することが可能です。
プロジェクトは作成から承認までのいくつかのフェーズに分けられます。
フェーズやその他のパラメータはユーザーがカスタマイズしたものを設定できます。

プロジェクト管理で一般的に使用される次のような数値計算を簡単に行うことができます。

管理項目
  • 出来高 (EV)
  • コスト変動 (CV)
  • 計画差異 (SV)
  • コスト効率指標 (CPI)
  • スケジュール効率指数 (SPI)

プロジェクトのリスクを検出し管理することもできます。

管理項目
  • 潜在的なリスクの記録
  • 検出されたリスクに対する予防措置
  • リスクをグラフィカルに表示
14. デジタル配信・書類提出モジュール
サプライヤーや請負業者はこのモジュールを使用して製品仕様書・納品書・取扱説明書等のドキュメントを提出することができます。
アカウント権限を設定し、設備・建物要素情報にアクセスすることができます。
このようにして閲覧範囲を限定したアカウントを請負業者に発行すると、請負業者が担当するエリアまたは建物要素にアクセスできるため関連したドキュメントを提出することができます。
15. 運営維持管理モジュール

運営維持管理はファシリティマネジメントの重要な機能です。
MainManagerはファシリティマネジャーに実用的なプランニング・スケジュール・予算管理ツールを提供します。
ポートフォリオまたは建物の維持管理に関連するすべての法定作業・必須作業・一般作業を計画し自動化できます。
内部と外部のサービス担当者や一般的な運営維持管理者が利用対象になります。

活用方法
  • トレンドを示すレポートやグラフを作成・再調達や計画作業における意思決定の基礎資料の確認。
  • マスターに基づくすべての保全計画を管理する物件に適用可能。
  • 作業毎に発生する異なるワークフローや対応判断基準を提供します。
機能項目
  • 建物・建物設備・屋外エリアの運営機能を提供します。
  • 運用計画と運用予算の作成やサービス要求に関するエラー・例外対応・レポートのフォローアップ機能
  • サービス契約の作成・作業の繰り返し設定・カスタマイズされたチェックリストの作成
  • 「レポート作成」モジュールと連携し、指示者が受領したレポートと作業指示の概要表示機能
  • 作業中の建物・階・部屋・建物要素の作業履歴を表示、作業に関連するドキュメントにアクセスする機能
  • スマートフォンやタブレットで作業指示書や報告書などを作成し送信することができます。
  • 保守作業時間を登録したり、ドキュメントにアクセスすることができます。
  • 保守業務に応じてドキュメントの作成や修正、建物要素の状態を更新・修正することができます。
  • 部屋や設備にバーコードやQRコードを活用し、データ連動させ管理情報にアクセスすることが可能です。
  • 部屋ごとや室内ごとに換気ゾーン、暖房ゾーン、エネルギーゾーンなどのサービスエリアを示すことができます。

運営維持管理モジュールによって生成された作業は、ヘルプデスクの全体的な機能と作業管理に反映されます。

16. ヘルプデスクモジュール

登録されているすべての問題やインシデントと作業概要を効果的に表示するダッシュボード機能を提供します。
顧客・ユーザー・ 技術者・様々な関係者から報告されたインシデントの情報を管理します。
インシデントのステータスとサービスのパフォーマンスは、GISマップや2 D図面を使用して容易に登録できます。
プラットフォームに依存しないインシデントのレポートを作成できます。
ヘルプデスク機能は顧客のシステムの構成に応じて、専門分野ごとに集中化または分散化できます。
分散化の方法では、さまざまなタイプの問題・インシデントを適切な専門分野や専門家に自動的に転送できます。
ヘルプデスクのオペレータはスマートフォン・電子メール・チャットツール等を通じて、問題の報告者・サービス担当者との連絡機能があります。

主な利点
  • サービス透明性の確保
  • 重要業績評価指標 (KPI) を定義
  • 作業実行時にサービスレベルアグリーメント (SLA) 分析を実施
  • 複数分野のインシデントと作業を1つの場所に登録
  • 連絡窓口を一本化し効率化
  • 誤った指示による問題報告を削減
  • 組織内のインシデントをリアルタイムにレポートし、関連する対処完了時間を可視化
  • 保全計画の策定を推進し運用とコスト効率化
17. 清掃管理モジュール

大規模な施設全体の清掃作業計画をサポートします。
病院・医療施設の清掃に関するINSTA 800標準に基づいて作られています。
清掃コストと時間の基本的な計算はスペースのタイプごとに定義される「モデル/プロファイル」に基づきます。
清掃モデルプロファイルとルームタイプは1対1で対応します。
定義されたスペースタイプを持つ3D化されたAutoCAD図面などからスペースを読み込むと、自動的に清掃の基本的な算出結果が取得されます。これは、BIMモデルからのインポートの場合にも同様です。
INSTA 800品質基準は有効な品質管理スキームに基づく清掃計画であることを保証するものですが、他の品質管理基準を使用することも可能です。

機能項目
  • 品質標準を定義し部屋のタイプや特定の部屋に適用できます。
  • 特定の部屋タイプについて清掃頻度や清掃所要時間や清掃モデルを設定できます。
  • 清掃モデルを部屋にリンクし必要に応じて部屋・スペースごとの清掃情報をカスタマイズできます。
  • インタラクティブな図面を使用した清掃エリア (ゾーン) の設定ができます。
  • 清掃チームを定義しパフォーマンスを測定するためのプロファイルを作成できます。
  • 作業指示により清掃スケジュールを管理できます。
  • 清掃所要時間を計算しパフォーマンスを集計することができます。
18. エネルギー管理モジュール

光熱費は建物のライフサイクルコストにおいて最も割合の大きいものです。
ファシリティマネジメントにおいてエネルギー管理はとても重要なポイントで、施設内のエネルギー消費をモニタリングするとともにエネルギーゾーンと仮想メーターを使ってデータを収集します。
このデータは手動で入力することもでき、自動化されたサービスから引き出すことも可能です。

機能項目
  • 消費電力の削減
  • サービスコール数の削減
  • 機器ライフサイクルの最大化
  • 消費電力の正確な把握
  • 電力浪費の特定と文書化
  • エネルギー供給に関する内容の文書化
  • 過去のエネルギー消費量と現在の消費量を比較することによる正確な予算策定
  • 二酸化炭素排出量のモニタリング

このモジュールによって、高度なモニタリングおよび分析が可能になります。
過剰なエネルギー消費が特定されることによりエネルギー効率の改善が可能になります。
ISO 50001エネルギー管理基準を適用する場合にはレポート作成もサポートされます。

19. レポート作成
各モジュールで任意の項目を選びフィルタを掛けて表示させたデータリストの 「スナップショット」 を保存できます。
ファシリティマネジャーはデータセットとレポート名を指定し、このレポートを電子メールまたは通知機能によってグループまたは個人に定期的に送信することができます。
20. アクセス制御

システム管理者のみが使用可能なMainManager領域へのアクセス権限を管理する強力なツールです。
直感的に操作できるオン・オフ設定を利用し、MainManagerへのログイン時にアカウントがアクセスできる範囲や権限を定義できます。
このアカウント定義には組織内または外部の請負業者の機能・部門を反映することができ、各グループで使用できるモジュールと機能を指定します。
個々のアカウント権限は調整することも特定のアカウント権限に割り当てることもできます。
これによりシステム管理者は、システムの全体的な外観を複雑にすることなく適切な権限割り当てと閲覧範囲をユーザーに提供できます。

機能項目
  • アカウントおよびアカウント権限データの登録と管理
  • 内部・外部組織アカウントと従業員アカウントの登録と管理
  • ポートフォリオと施設データのアクセス制御管理
21. システム設定
言語やシステムサービス・レポートテンプレートの設定やアクションログと監査履歴ログの確認が可能です。
22. ユーザーコミュニティ
MainManagerの開発は常に顧客要望に基づいたものでありユーザーコミュニティは世界中のシステムユーザーのニーズとアイデアを収集するための重要なツールです。
ここでは、ユーザーは特定のモジュールの開発項目を提案でき、他のシステムユーザーからの提案を閲覧することができます。
また必要に応じてユーザーは有償で実施する特定の開発も要求できます。
また、多くのニーズがある場合は、MainManager開発チームが将来の開発ロードマップにそれらのアイデアを反映することもあります。
23. BIMSync
BIMsyncはMainManagerに完全に統合された3Dプラットフォームです。
Revit・ArchiCAD・Rebroなど任意のBIMツールからエクスポートしたIFC形式の建物モデルやその他の資産の3Dモデルを読み込むことができます。
MainManager上でアプリケーション機能に直接リンクされた建物とそのコンポーネントがデジタルツインが実現します。
3Dビジュアライゼーションと双方向データ連携によりすべてのファシリティマネジメントの大きな助けとなります。
24. バリアフリーデザインポータル
障害の有無に関わらず、すべての利用者のアクセシビリティを確保するための要件を管理します。
障害者のアクセシビリティ要件により修繕・補修が必要な建築部材の検査内容を定義したり障害者のアクセシビリティ計画の策定を行うことができます。
25. 部屋の予約

会議室とケータリングおよび什器備品を関連付けた管理ができます。
ユーザーは会議室を選択し内部価格や請求価格などを含むケータリングパッケージを設定して会議室に割り当てることができます。
内外の利用者に会議室を一時的に貸し出す機能を利用することができます。
会議室の予約はカレンダーやモバイルアプリを通じて行われますが、それらのシステム上で管理者や他の関係者は予約一覧を確認できます。
利用者は単一予約または繰り返しで予約を選ぶことができ、予約システムを通じて予約の承認を受けます。

機能項目
  • 部屋単位で賃貸期間や顧客に応じた価格設定が可能
  • Outlookなどカレンダーアプリケーションで読み込めるiCalファイル を電子メールで送付することにより、 顧客の電子メールやカレンダーアプリケーションに予約情報を同期できます。
  • 利用状況を管理し一定期間の予約受付を停止できます
  • ケータリングサービスおよび什器備品のレンタルを管理ができます。
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